第3章 受験必勝法
~放課後~
私はテキストを持って、職員室へと向かった
「失礼しまーす」
私は職員室のドアを開けながら、"英語の森元せんせー居ますか~?"と問いかける
しかし、そこには数学の山下先生しか居なかった。
しかも、白布君が数学の質問をしているところだった
山下「あー...森元先生なら、進路相談室だよ」
そして、"行ってみたら?"と言う山下せんせー。私は"分かりましたー"と答えてその場を去った
「森元ティーチャー居ねーじゃん...」
私は少しイラッとしながら進路相談室の前で立ち尽くした
私は何となく中に入って、色々な高校のパンフレット眺めた
烏野...伊達工...条善寺...和久谷南...常波...扇南...角川学園...青城....
どこの高校も、良いところをアピールして私たちに魅力を伝えようとしている。
ふと、白鳥沢のパンフレットを見つけ、私はソレを手に取った
パンフレットを広げてみると、ドーンッ!とページ一に広がるのは、とても広い校内の写真だった
大きな体育館に、綺麗な校舎...設備も新しい
_____いってみたい_____
不意にそう思う。
白と紫を基調とした制服にも心引かれる
そう思ったら、もうその高校の良いところしか見えなかった
進学校として、偏差値60後半...県でもトップレベルであると共に、部活動ではどの部も全国に名をあげるほどのレベル。
特に男子バレー部は、全国常連高らしい
何分くらい見ていたらのだろうか...
ふと時計を見ると、10分ほど経っていた
すると..._______________