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【テニプリ】この気持ちに名前を

第5章 嫉妬


「...感覚、取り戻したみたいだね?」
「...彼女のおかげでね」


感覚を失っている時に取られたゲームは1ゲーム。
そして、今のゲームカウントは30-0。

取り戻せないほどではない。


「こんなに早く立ち直った人、初めて見たなぁ」
「ボクには、彼女がいてくれているからね」
「なに、惚気?」


勝てなくたって、ボクはボクのテニスをするだけだ。

「まあ...そんなところかな」

君に貰った勇気で取り戻した感覚で、ボクはラケットを強く握った。
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