• テキストサイズ

【テニプリ】この気持ちに名前を

第4章 花


「不二くん、今日私部活行けないって、国光に伝えといてくれる?」
「うん、いいけど...何かあるの?」
「弟の通院について行くんだ」
「ああ、なるほどね。分かった、伝えておくよ」


今日は半年に1回の弟の通院日。
もうあの事件があってからだいぶ経ったけど、神経に何かあってはいけないから、と弟は半年に1回のペースで病院で診察を受けている。
と言っても、今回問題無ければもう完全に治ったと判断し、もう通院しなくて良くなるらしい。
だから私は今回だけ、弟の受診について行くことにした。

「弟さん、何にもないといいね」
「今まで何も無かったし、多分大丈夫だと思うんだけどね」

今になって何か異常が見つかった...となると洒落にならない。
何も無いことを信じているが、やっぱり最後だし、先生にお礼もしに行きたいし。
今日だけは、ついて行こうと決めていた。
/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp