• テキストサイズ

英霊の刀【ONE PIECE 】

第2章 中編



「…おまえはないのか?」

そして暫く黙り込んでいたかと思えば、なぜかユーリのやりたいことを聞いてきた。

ローの言葉にキョトンとするユーリ。
ユーリが質問したはずなのに、違う質問で返されるとは。

なんだかはぐらかされた気もするが、特別無理に聞こうとは思わなかった。

「私のことはいいんです。それよりも、あなたがやりたいことをしてください」

そして再びローを気遣うような言葉を発するユーリ。

案の定、難しい表情に戻るロー。

そんな彼の表情をみてユーリが苦笑していると、徐に肩を掴まれた。

「…じゃぁ魔力を補充させろ」

「…え?」

ユーリの驚きの声と共に塞がれた唇。

途端に身体を駆け巡る快楽に、ユーリの力が抜けた。

それを支えるロー。

「…っふ…んぁ」

相変わらず口内に差し込まれた舌で好き勝手翻弄するロー。

確かに今回は使った魔力の量が多かったかもしれないが、こうも短期間で何回も補充を要求されると、恥ずかしくて死にそうだ。

ユーリは閉じていた目をそっと開くと、ローの瞳が青く光っていた。
初めて見たその幻想的な光景に暫く視線を外せなかったが、慌ててユーリは目を閉じた。

どうやらローは口づけをしてるとき、ずっとユーリを見ているようだった。

目を開いた瞬間交わった視線に、ユーリは恥ずかしいから閉じてくれと内心思いつつ、口づけが終るのを待っていた。


(ローの瞳って確か灰色っぽかったよね?魔力を補充する時は青くなるのかな)

先ほどの綺麗な青い光を思い出しながら、ユーリは彼から与えられる快楽にじっと耐えていた。


/ 124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp