• テキストサイズ

英霊の刀【ONE PIECE 】

第1章 前編



魔法学校には生徒同士の訓練が終ったら、実戦用の依頼が入るようになる。
当然、世界には魔物が溢れているので依頼は常に殺到しているのだが。

魔物がどこから生まれているのはか分からない。

歴史で習ったことが正しいのであれば、約1000年前に、闇の魔物と共に現れたようだ。

当時の闇の魔物を倒した記録は一切残ってなかった。
だから、どうやってその事態を乗り越えたのかは誰も分からない。
魔法のようなものを扱える人物は、その頃から存在していたようだが、一体誰が倒したのだろうか。

そしてその時から魔物は増えてるのか減っているのかは分からないが、人と魔物の争いは続いている。

一体何時終わりが来るのか。

それとも人間が滅ぶまで終わりなんて来ないのだろうか。


ユーリは目の前で魔物を瞬殺しているローを、ぼんやりと見ながらそんなことを考えていた。

あれからすぐに魔物が出たと依頼があった場所へ派遣された。

刀を持ってびくびくしながらユーリ一人でその場に向かうと、確かに魔物の群れが現れた。

突然現れて反応が遅れたが、ローはユーリが呼ばなくても勝手に出て来てくれて対処してくれた。

どうやら訓練とは違って、本物の魔物の時は勝手に出てきてくれるらしい。
一応主は守るという考えはあるのだろうか。

久々に見た魔物に、過去家族が殺されていった記憶が蘇り完全に腰を抜かしてしまったユーリ。

それを呆れた表情で見ているローは、取り合えず安全な場所までユーリを連れて行くと再び鞘の中に戻っていった。

今回の依頼は全部で3件だ。

場所もそれなりに離れてる為、何日か泊まりながら移動する必要があるだろう。

ユーリは連れてきてもらった近くの町の宿屋に行くと、今日はそこで休むことにした。

(……いやまじで、どうすればいいんだ)

ユーリは特に疲れたわけではないが、ベットに倒れ込んで今後のことを考えた。





/ 124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp