第2章 アネモネの夢51~99
何も心配いらないのだけど、たまたま会社に来てた晴久君をお昼の時に捕まえて、雹牙さんの言っていた事を聞いてみたら。「ああ、あいつは決心したんだな」って
「私、何か決心させるような事した?」
「いや、アンタはそのままで居てくれ」
「雹牙さんだから心配ないと思うんだけど不安なのは不安」
「ふむ」
年下の気安さから何となく聞いてみたけど、晴久君も分かってるみたいで。何だ、私だけが気付いてないくらい鈍感だとか?とも思ってしまった。
「藍羽さんオカルト的なの信じてるか?」
「例えば?」
「心霊現象、超能力、運命、前世」
「ああ、うん。割と」
「それと約束の日まで歴史勉強しとけ、戦国時代あたり」
「え?ああ、うん」
「それで十分だ」
いまいち関連性が見当たらなくて余計混乱する事になったから。とりあえずテストか何かあるのかな?と見当違いの事を考えちゃったけど
家に帰って市ちゃんに抱き付いて癒されてたら浮かんでた?マーク飛んでったからいいか。
信長公に許可貰って書斎にある歴史の本を借りたら無言で凄く頭を撫でられ、信長公スマイル頂きました。