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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第6章 Sugar6


気持ち良過ぎて、もう我慢出来ない。

イきたい。


「心羽、俺もう・・・。」


「うん。イって?私のナカで・・・。」


お互いの指をぎゅっと絡み合わせて、抽挿を速めた。


ぎゅっと目を瞑って、痛みに耐える彼女。


「あ、心羽・・・イっ・・・く、あっ、うっん・・・。」


射精をして、一気に身体がだるくなって、全体重を彼女にかける。


「流司さん、私とするの、どう?好き?」


「知らない。」


「私は好きだよ。」


なんで恥ずかしげもなく、そんなこと言えるの?


俺、ムリ。


ありえない程、良かったけど・・・そんなこと、言ってやんない。


でも・・・


「いつか、ゴムなしでお前んナカに直接出すから。」


これだけは言わないといけない。


彼女に先を越された言葉。


ちゃんと言いたかったんだ。


俺と結婚してって、ことだから。


プロポーズなんて、まだ出来ないけど・・・。


お前のこれからの人生を貰う、予約だけはさせて。


「うん、絶対だよ?期待して待ってるから。」


「気長に待っててよ。」


「あんまり待たせちゃやだから。」


そんなのはわかってる。


だけど今のままじゃ、お前の人生貰うことなんて出来ないから、俺が一人前の男になるまで待ってて。


「いつになるかわかんないけど、俺はお前がいなきゃダメだから、絶対、お前の全部、俺のモノにする。」


「約束ね?」


ニコッと笑って、小指をたてて手を出す彼女。


「うん。」


その小指に自分の小指を絡ませて、約束をする。


俺の中で、1番に守らなきゃいけない約束。

何年かかっても、この約束だけは、絶対に果たすから。


一度は、自分から離した手。


でも、また差し伸ばしてくれたから、俺はお前の手を取ることが出来た。


もう、死んでも離してやらない。


なによりも大切な人。

なにかを犠牲にしてでも、俺は彼女を幸せにする。


「幸せになりたいなら、ずっと俺の傍にいろ。」


彼女を抱き竦めた。


うんと短く答えながら、俺の背中に手を回して、抱きしめ返してくれた。


なかなか想いを言葉に出来ない俺でも、心羽は好きと言って愛してくれるから、ちゃんと応えていく。


離れて欲しくないから。








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