第6章 Sugar6
キスをしたまま心羽のナカに、沈んでいく。
「んっ!ん・・・ふっ、う・・・!」
俺の背中に爪をたてて、身体に力を入れる彼女。
力入れちゃ、余計痛いのに・・・。
唇を離して、彼女の頭を包み込むように抱きしめる。
「んっ!?」
やべ、超痛ぇ。
首、噛まれた。
たぶん、無意識で噛んだんだと思う。
心羽は、俺が痛がることしないから。
こんな痛いんだ。
よく心羽、我慢してんな。
今度から、あまり噛まないようにしよう。
出来たら・・・。
「あ、うっ・・・ごめんなさい・・・。」
「いいよ、大丈夫。そのまま噛んでて。一気に奥まで挿れちゃうから。」
「え、一気には・・・あっ!!いっ・・・うぅぅ・・・。」
彼女の言葉を聞かずに、一気に奥まで突く。
だから、力入れ過ぎだって。
俺だって痛い。
狭いのに、力入れてるせいで、余計締め付けられる。
「心羽、力抜いて。」
「痛い・・・。」
「だから、力抜けって。」
俺に抱きついて、固まったまま動かない。
「痛いぃ、やだぁ、抜いて・・・。」
「いいから、力抜け。」
今さら、やだとか言われてもムリ。
俺もう、限界。
「心羽、大丈夫だから。少しこのままでいるか。」
涙を流す彼女と目を合わせて、自分が出せる精一杯の優しい声をかける。
少しずつ身体の力が抜けていく彼女。
「流司さん・・・。」
「なに?」
「やっと、繋がれたね?・・・愛してるよ・・・。」
なにそれ、可愛過ぎ。
彼女のナカで、自分が大きくなったのがわかった。
「俺も、愛してる。」
目を見てなんて言えないから、彼女の後頭部を押さえて、ぎゅっと抱きしめて言う。
誰よりも愛してる。
1番・・・いや、お前だけ・・・。
どんな時もお前の傍にいて、支えたいし、支えて欲しい。
ずっと、俺だけ見てて・・・。
俺は、お前しか見えてないから。