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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第5章 Sugar5


あぁ、なぜ・・・なぜこんなことに・・・。


「心羽ちゃんの、バーカバーカっ!」


麻璃央さんにディスられてる。


なぜか、刀剣男士でごはんを食べている。


流司さん家で・・・。


よくみんな入ったよね。

まぁ、流司さん家は広いけどさ。
半分くらい、おっきい人なのに・・・。


「麻璃央くん、どしたの?」


「そんな奴、おごが気にしなくていいよ。」


麻璃央さんだけ知っている。
彼と私がよりを戻したこと。

それを多分、流司さんも知ってる。


麻璃央さんが確実に知ってるかはわからないけど、この前の流司さんが拗ねた時の電話で、気付いたと思う。


流司さん、みんなには言ってないみたいだね。
麻璃央さんも。


やっぱり言うべきだよね。
迷惑かけたみんなだし・・・助けてくれたみんなだし・・・。


でも、ここは流司さんに任せよう。
きっとその方がいい。


せっかく、みんな集まれたんだし。

奇跡だよね。
大人気の俳優さん達が、こうやってみんなで集まれるなんて・・・。


「心羽、そいつ俺の。」


麻璃央さんがめんどくさいから、隅でぷにおと遊んでたら、流司さんに見つかった。


「流司さん、そこは、ぷにお、そいつ俺の。って言って欲しかったなぁ。」


「誰が言うか。ぷにおは、俺の。お前は知らん。」


「酷い。」


彼がいつも通り過ぎて、酷い。


「じゃあ、俺の!」


麻璃央さんがそう言って、私の肩を抱く。


流司さんが誰にも気付かれないように、一瞬睨んだ。


違う!って言おうと思ったけど、流司さんが何か言いたそうだったので、彼を見つめた。


「麻璃央くんさ、わかってるよね?」


「あ、うん・・・。」


麻璃央さんが静かになった。
雰囲気的に危険を察知した麻璃央さん。

私は、ラッキーとか、思ってる。


「心羽。」


「うん。」


麻璃央さんをがっちりホールドした。


「おっ!いつものやんけ!」


鳥越さんも、楽しそうに見つめる。


「いや、待って。流司。ごめん!ごめんって!!」


彼が口にお酒を含んで迫ってくる。


暴れる麻璃央さんを両手両足を使って、しっかり押さえ付けた。


「まっ、りゅ・・・?」


「え・・・?」


流司さん・・・?





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