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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第1章 Sugar1


心羽、俺はお前が思ってるほど優しくないよ。


いつもいつもお前のこと、めちゃくちゃにしてやりたいって思ってる。

めちゃくちゃに乱れさせて、俺しか求められない身体にしたい。


お前のこと、壊してしまいそうなほど愛してる。
けど、壊したくないから、お前がしたいこと、して欲しいことわかってて、知らんぷりをする。


お前に、キスしたい。俺のモノだって印をつけたい。俺の手で、乱れるお前が見たい。

心羽、お前の全部が知りたい。


今、俺が、無理矢理抱いたら、お前はどうする?

涙を流して、抵抗する?
力じゃ適わないと思って、大人しく抱かれる?
それじゃあ、気持ちいいはずない。


もういっそ、嫌がるお前を無理矢理抱いて、俺のこと嫌いになってくれたら・・・。

これ以上、心羽を傷付けたくない。


俺を嫌いになって・・・。
俺に別れを告げて・・・。


俺からは絶対に別れてなんて言えないから・・・。
お前が大好きだから・・・。


「俺のこと、嫌いになれ。」


そう言って、彼女が逃げないように後頭部を押さえて、乱暴に口付ける。


「んっ?!・・・ふっ、んっ・・・」


舌で心羽の口の中を、激しく犯した。


俺の胸を精一杯押してるみたいだけど・・・女の力は決して強くない。


彼女の両手首を掴んで押し倒し、ソファーに縫い付けた。


ちゅっとわざと音をたてて、押し付けていた唇を離した。


「はぁはぁ、なにするの・・・?」


すでに彼女の頬には、涙が伝っていた。


「したかったんでしょ?キス。」


悪い男を装って、不敵に笑ってみせた。


「こんなの、やだよ・・・」


「もう、黙れよ。お前は大人しく俺に抱かれてろ。」


近くにあったタオルを心羽の口を覆うように巻きつける。


「んっんー!?んんっ!!」


心羽を無慈悲に見下ろして、服を乱暴にはだけさせた。


彼女の耳元に唇を近付け、呟く。


「俺のこと、大っ嫌いになれ。」




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