第4章 Sugar4
さぁ、これからどうしようか。
そもそも彼がどうして、拗ねているのかわからない。
「ねぇ流司さん。私、なんかした?やなこと言っちゃった?」
「・・・」
そうだよ、返事してくれないんだった。
「なんでかわかんないと、謝りたくても謝れないよ・・・。」
なんか答えてよ・・・バカ。
「あのさ・・・お前ってほんと男心わかってないよね。」
「男心・・・?私、なにしたのか、教えて?」
「・・・」
ようやく喋ってくれたと思ったら、またそっぽを向いて、口を閉じた。
流司さんの目の前の床に正座をして、彼を見つめる。
私はなにをしたのだろう。
初めてだ、流司さんがこんな風になるなんて・・・。
知らない彼を知れたようで嬉しいけど、やっぱり一緒に話したり、笑い合ったり、いろんなことを一緒にしたい。
抱える膝に手を乗せて、そっぽを向いた彼の顔に近付いた。
「足、降ろして・・・?」
ゆっくりと彼の足をソファーから降ろしていく。
彼が履いているハーパンのゴムに手をかけて、下げようとした。
そしたら、手首を掴まれて、驚いた顔でこちらを見ている彼と、目が合った。
「離して・・・?」
そう言っても、手首を強く握ったまま離さない。
「痛い、離して・・・。」
それでも、彼は離そうとしない。
私だけが気持ち良くなって・・・・・・そんなのやだから。
彼の頬に手を添えて、触れるだけのキスを、ぎこちなく落とす。
「気持ち良くしたげる・・・」
手首を掴む彼の力が、弱くなっていく。
ズボンとパンツを一緒に下げた。
半勃ち状態の彼がそこにいた。
優しくそこに触れて、ゆっくりと手で包み込む。
彼の腰がピクっと、揺れた。
これは、どうしたらもっと硬くなるんだろう。
私にはわかんない。
彼の手を掴んで、彼のを包む私の手を握るように掴ませた。
「好きなように動かして?」
完全に勃つまで、彼に動かしてもらおう。
私はなにもわかんないから・・・。
ゆっくりと彼の手が動き始めた。
どんな風にしたら気持ちいいの?
私に教えて?流司さん。