第2章 Sugar2
「心羽」
「ん?」
珍しく優しい声色で名前を呼ばれて、ドキっとする。
「へーんたい」
「なっ!?流司さんが気持ち良くしてって・・・バカ!」
「はははははっ!!」
ダメ・・・八重歯見せないで・・・可愛過ぎ。
寝ると言って、布団をきちんと掛け直す彼。
私も寝ようとしたら、
「お前は歯磨いて来い。口でしやがって・・・」
そう言って、ベッドから追い出された。
眠いのに・・・。
仕方なく、歯を磨くために洗面所へ向かった。
鏡に写った流司さんが付けた所有印を見てニヤける。
気持ち悪いと思いつつ、ニヤけが止まらなかった。
嬉しいけど、眠いから急いで歯を磨いて戻った。
「りゅ・・・寝ちゃったかぁ。おやすみ、大好き。」
無防備な彼のおでこにちゅっとキスをして、私も眠りについた。
「ん・・・」
目が覚めたけど、わざと寝たフリをした。
流司さんに胸を揉まれてる。
流司さんがこんなことをすることなんて滅多にないから、嬉しくてつい・・・きっと、起きてるのがわかるとやめるだろうから。
でも、やばい・・・これ、起きてるのバレるかも。
「んっ・・・ぁ」
私の気持ちいい触り方を彼は知ってるから、声が漏れてしまう。
揉まれてるだけなら声、我慢出来るけど、乳首触られてるからムリ。
しかも、直接だから。
胸から手が離れたかと思うと、お腹をなぞり、ショーツの中に手を入れて、私の一番敏感なところに触れた。
「ぁ、ん」
「心羽、起きてる?・・・すっげぇ、ぐちょぐちょ。」
「はぁっ、あっ、りゅっ、じさっ・・・んっ」
私が起きてるのがわかると、手の動きを激しくして、ぴちゃぴちゃといやらしい音をたてる。
「だっ、ダメっ!あっ、ああっ!!んっ・・・」
「お前、イくの早すぎて可愛い。」
そう言って優しいキスを落とす彼は、私にはもったいないくらい、いい男だ。
てゆか、流司さんがそんなこと言うなんて・・・嬉し過ぎて死にそう。
「今日は、大サービスだね?」
「うっさい。やなんなら、もう一切しない、言わない。」
「やじゃないよ!これからも甘やかして・・・?」
「どうしよっかなぁ。・・・ぷっ!・・・わかったから。」
口を膨らませて睨むと、微笑んで頭を撫でてくれた。