• テキストサイズ

甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第15章 Sugar15


なんでかな・・・ほんと、したくて堪んない。

てか、ただしたいだけの男みたいじゃん。

したいのはしたいけど、彼女じゃなきゃダメだし、お互いそういう気持ちじゃないとしたくない。


「流司さんのえっち、バカ、あほ、間抜け、変態。宏文さん、帰っちゃったじゃん・・・。」


どんだけ悪口言うの。

そんな残念そうにすんなよ。

他の男のことでそんなんなられると、俺が悲しくなる。


「俺と2人きりは、嫌?俺はいつでもお前と2人きりがいいんだけど。」


「そんな甘い流司さんは、調子が狂う。」


俺の膝にそっと頭を乗せながら、横になった。


腹撫でてるってことは、薬が切れたか、我慢してた?


「いつ薬飲んだの?」


「流司さん達が来る、ちょっと前。」


そんな時間経ってないし、まだ飲めないか。


腹は本人が撫でてるから、とりあえず頭を撫でた。


目を細めて気持ち良さそうにする彼女が、猫みたいで可愛い。

元々可愛いけどさ。


「ごめんね・・・生理なんてなければいいのに・・・。」


「俺の子供作る準備してるんでしょ?」


「良い捉え方するけどさ、すっごい辛いんだからね。」


そんなの、お前見れてればわかるし。

てか、そう言いながら嬉しそうにしてんのは、誰だよ。


急に俺の方を見てきたから、なにかと思ったら、上半身を起こして、キスをしてくる。


少しだけ離れて見つめてきた。


「ほんとは私だってしたいんだからね。」


「可愛過ぎかよ。」


我慢出来なくて、彼女の後頭部を押さえて、激しく唇を奪った。

絡み合った唾液が舌の動きで、いやらしい水音をたてる。


力が入らなくなった彼女を抱き締めるように支えた。


「んっ・・・はっ、あ・・・。」


苦しくなった彼女は、唇が少し離れる度に、酸素を求める。


限界が来たのか、胸をぽんぽんと叩かれた。


名残惜しいけど、仕方なく唇を離した。


「こんな激しいのされると思わなかった・・・。」


「煽ったのはそっち。」


俺の肩に顎を乗せて、俺に全てを預けてくる。


もっと警戒しろよ。

襲うよ?


男の理性、あんま信用しないで。


「好き、流司さん。」


「やめて。襲っちゃうよ?」


ふふっ、と笑う彼女。

笑い事じゃないから、本気だから。






/ 292ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp