第15章 Sugar15
正直、彼女の料理は美味すぎる。
他の奴に食わせたくない。
胃袋掴んじゃったら、最悪じゃん。
「やばいねぇ、めっちゃ美味いじゃん!」
「こんなのが勝手に出てくるんなら、離したくないじゃん?」
「家政婦じゃないからね。」
軽く睨んでくる。
金出しても良いくらいの、味。
彼女の場合、睨む=上目遣いだから・・・犯したい。
生理だからってなんなの?
そんなん、風呂でやれば良いじゃん。
風呂なら、いくら汚しても良いし。
でもこいつが、嫌がる。
見られたくないとか、俺の汚したくないとか。
そんなの、どうでも良いじゃんか。
したい・・・。
「流司、えろいこと考えてるでしょ。顔、気持ち悪い。」
「なっ!・・・別にっ、そんなことないし!飯、食ってんだから、そんなこと考えるわけないだろ!」
「流司さんのえっちー。」
誰のせいだよ。
やらせろ。
めちゃくちゃお願いしても、してくれないだろうなぁ。
口でするとか言いそう。
違うんだよなぁ、一緒に気持ち良くなりたいわけで、俺だけ満足したいわけじゃない。
やばい、もうそのことしか考えらんない。
「ねぇ宏文くん、食事中に申し訳ないんだけど・・・彼女が生理中で、でもめちゃくちゃしたくなったら、どうする?」
「なんだよ、やっぱえろいこと考えてんじゃん。まぁ、我慢するかな?ムリそうなら、めちゃくちゃお願いして、風呂かホテルでする。」
やっぱ、風呂かホテルだよなぁ。
でも、めちゃくちゃお願いしても、してくれない彼女なんだよなぁ。
我慢するしかないのかぁ。
隣でお茶を吹き出しそうになってる、バカはシカトしておこう。
「いてっ!・・・なにすんだよ。」
お茶を吹き出しそうになったバカに、頭を叩かれた。
「あとで覚えておきなよ。」
そんな睨んでも、余計俺を煽るだけなんだってば。
いい加減、学べよ。
「俺、食べたら帰るよ・・・。」
宏文くんに気を遣わせてしまった。
ただ、居心地が悪くなっただけだと思うけど。
しかも心羽はめちゃくちゃ不機嫌なってるし。
そんな怒んなよ。
あとで、甘やかしてやるから。