第15章 Sugar15
「はぁっ・・・!あ、ん・・・。」
「流司さん?どうしたの?大丈夫?」
ダメ、来ないで・・・。
見られたくない。
1回見られてるけど、嫌だ。
やめなきゃ・・・でも、イきたい。
「だい、じょうぶ、だから・・・。」
「ほんとに、大丈夫な・・・の・・・。」
鍵を掛け忘れてて、彼女が扉を開けてこちらを見てくる。
無言で見るな。
まだ、笑われた方がましだ。
「あの・・・ごめん、私のせいで・・・。」
「ちがっ・・・あっ、やめ・・・んっ!」
彼女に背中を向けてたから、後ろから抱き着く形で、俺のを扱き始めた。
あぁもう、最悪。
こういうことさせるつもりなかったのに。
結局、俺だけ気持ち良くなる。
「あ、心羽・・・手、汚れる・・・。」
「気持ち良い?イっちゃいそう?」
「んっ、だからもう・・・あっ!はあっ、うっ・・・!」
トイレを汚さない様に、咄嗟に先を手で押さえた。
「手、離して。トイレットペーパーとって。」
「あ、うん。」
彼女の手に付く前に離させて、トイレットペーパーをとってもらう。
素早く処理を済ませて、まだ洗ってない手が彼女に付かない様に抱き締めた。
「なんかして欲しいことある?お前のこと気持ち良く出来ないから、なんでもする。」
「じゃあ、一緒に寝たい。」
「そんなのでいいの?」
肩でこくんと頷いたのがわかった。
「じゃあまず、手洗お?」
2人で洗面台に行って手を洗って、彼女は髪を乾かす。
1人でベッドに戻り、横になって少しすると、彼女も戻ってきた。
「髪、さらさらだよな。どうやって、ドライヤーやってんの?」
「温かいのと冷たいの交互にかけると良いよ。髪の流れに沿ってね。私は最後に、温かいのかけながら櫛通すの。」
やっぱ面倒臭いよな。
心羽やってくんないかなぁ。
ベッドの端に座る彼女の腰に抱き着き、好きと呟いて脇腹に口付けた。
「ねぇ、擽ったいよ。」
そう言いながら、俺の頭を優しく撫でてくれる。
「このまま寝れそう。」
「私は寝れないんだけど。」
しようがなく腕を離して2人で横になり、寝る準備を始めた。