第2章 Sugar2
「寝る。」
「え、今帰って来たばっかだよ。」
家に帰って来てそうそう、彼は寝ると言って、着替えてベッドに入った。
しかも、頭まですっぽり布団を被ってる。
布団を引っ張って、顔を出すと、また頭まで被る。
「一緒に寝ちゃダメ?」
「・・・」
返事がないので、布団の中に潜ってやった。
「いいって言ってないんだけど。」
そのまま彼の上に乗って、胸にほっぺをすりすりした。
「なんで、上乗ってんの?重いんだけど。」
「好きなら、重いとか言わなーい。」
重いのは充分わかってるよ。
そうはっきり言われると悲しくなるから・・・。
「調子乗んな。」
甘えられない流司さんの代わりに、私がいっぱい甘えればいい。
私もそんな甘えられないんだけど・・・。
だって、恥ずかしいもん。
でも、私が甘えることで、貴方と甘い雰囲気になれるんなら、私はいくらでも甘える。
「流司さん、まだ寝ないで。もうちょっとだけ、起きてて?」
「なんで?眠いんだけど。」
「流司さんと、あまーいこと、したい・・・」
そのまま下に下がっていき、彼のズボンを下げた。
「は?ちょっ、なにしてんの?」
露わになった彼の太腿に、吸い付いた。
「っ?!おまっ、まじなにやってんだよ!」
一瞬、彼の身体がビクッと震えて、勢いよく起き上がった。
「は?まじやめろしっ、んっ・・・やめろって。」
頭をめちゃくちゃ押されてる。痛い・・・。
唇を離して、身体を起こした。
「ここなら、ファンの子にバレないでしょ?」
前に彼が私の首元にしたように、私も紅い跡をつけた。
この体勢やばい・・・。
今、彼の足の間にいて、向かい合ってる。
しかも彼は、パンツも太腿も見えてる。
「そうかもしんないけど・・・って、お前、どこ触ってんの?」
人差し指を立てて、彼の乳首に押し付けた。
「変態。・・・なに?欲求不満なの?」
彼の肩を押して、ゆっくり押し倒していった。
「ちょっと、えっちなことしよ・・・?」
「そんな煽ると、痛いことするよ?」
「流司さんだったらいいよ。」
「バカ。」
ゆっくりと深いキスをした。