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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第14章 Sugar14


単騎が終わったと思えば、今度はドラマの撮影。

ほんとに私の(未来の)旦那様は、忙しい。

私も、もう少しでつはものが始まる。


単騎が終わって、つはものって・・・髭切と膝丸の研究が全然進んでない。


単騎ではいろいろあったしね?

他のこと考える余裕なんて、なかった。


「あぁあ、御茶ノ水ロック、一緒にやりたかったなぁ。」


「お前、ほぼ舞台専門じゃん。」


そうだけどさ・・・。

舞台版はお呼ばれするかな?

しないか・・・ドラマとほぼスタッフ変わらないし。

演出家さんが加わるだけ。


「ねぇ、演出家さんとかに、私のことゴリ押ししといてよ。舞台で私のこと使ってくれるかも。」


「はい、ムリー。お前、刀ミュ決まってんじゃん。同じ時期だろ。刀ミュ、蹴るつもり?」


「あ・・・。」


そうだったー!そうだよ!刀ミュ、同じ時期だよ!

大事な刀ミュを忘れるなんて・・・私はもう、死刑決定だ。


「あ、じゃねぇよ。忘れんな。」


「ごめんなさい・・・。」


ほんと、もう土下座するしかない。


私たち2人にとって、1番大切なのは刀ミュだ。

刀ミュは彼に出会わせてくれた、大切なもの。

私は、なによりも刀ミュを優先してきた。


今更、流司さんと仕事がしたいからって、刀ミュから離れるなんて出来るはずがない。


「つはもの、俺がいないからって、麻璃央くんとかといちゃつくなよ。らぶフェスまで我慢しろ。」


「うん、当たり前じゃん。」


らぶフェスって確か、メイクさんもう1人いたはず。

流石に今回のらぶフェス、私1人じゃムリ。

人数多過ぎ。





っていう話を昨日の夜してたんだけど・・・さっそく麻璃央さんに絡まれてる。


「やっと俺たちの心羽ちゃんだー。最近ずっと、流司のだったから、心羽ちゃん不足。」


麻璃央さんって、流司さんに何回言われても、こんな感じだよね。

慣れたけど。


「麻璃央さん、近い。離れてください。」


「相変わらず、俺の対応酷い・・・。」


そんなんだからですよ。


「洸くん!兄者!ちょっといい?」


麻璃央さんは、もう無視だ。


麻璃央さんを押し退けて、髭切役の三浦宏規くんと、膝丸役の高野洸くんを呼ぶ。






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