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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第13章 Sugar13


心羽を花に例えるとなんだろう。


「じゃあお前は・・・ひまわり?」


持ってた携帯で調べて、彼女に合う花言葉の花を見付けた。


「ひまわり?ごめん、ひまわりの花言葉わかんないや・・・。」


わかんねぇのかよ。

ひまわりとか有名な花だから、わかるかと思ったんだけど。


「貴方だけを見つめる、熱愛・・・だって。」


「うん、流司さんだけ見てるよー!」


いきなり抱き着いてきやがった。

可愛いから許すけど。


「ひまわりってさ、常に太陽の方向いて咲いてんでしょ?お前は俺がいないと、咲かないんだよ。」


「なんか、良い感じにしたね?まぁ、そうだけどさ・・・。」


なんか思いっ切り見つめてくるんだけど。


「なに?キスしたいの?」


「うん。」


即答かよ。


してあげないこともないけど。

でも・・・。


「心羽からしてよ。」


困った様に上目遣いで見んなって・・・顔、ニヤけるから。


「目、瞑って・・・。」


お、してくれんだ?


素直に目を瞑った。


「・・・んっ!?」


彼女の声で、目を開けて見てみると・・・もちおとキスしてた。

確かに、なんか乗ってきた感覚はあったよ?

もちお、お前、確信犯だな!


俺の膝に乗っかって、彼女の胸に短い前足で寄りかかってる。


「もちお・・・今は流司さんとしようとしてたのに・・・。」


もういいよ、お前らが可愛かったから許す。


てか、俺にはそんなことしないくせに、心羽にはすんのかよ。

やっぱ女か?女がいいのか?


「ね、もっかいもちおとキスして。ツイートしたげる。」


「え、やだ、恥ずかしい。」


「いいから。」


もちおを持たせて、無理矢理させる。

もちお、嫌がってねぇし。


乱入してきた、もちお。って、ツイートした。

ちゃんと、画像はさせたやつだってのも。


「心羽、もうこんなリプ来てるよ。いいねも、もう1万超えてる。」


なんか、俺ともちおのも見たいっていうリプが多い。

もちお、嫌がるしなぁ・・・。


一応、撮れたら、俺のも載っけます。ってツイートしといた。


公認っていいな。

気軽にこういう画像とか、載せれて。


ファンに愛されてんなぁって、思い知らさせられる。






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