第13章 Sugar13
「やだ・・・ダメだってば・・・っ!」
「気持ちいいんでしょ?知ってるよ、ここ、好きだってこと。」
そのままもう片方の手も、胸に伸びていって、揉みしだいていた。
あんま可愛い反応しないでよ・・・また、めちゃくちゃにしたくなるじゃん。
「流司さん・・・あたってる・・・。」
「うん、あててんの。」
彼女の腰に硬いものを押しあてて、快感を得ようとしてる。
「イくと中々勃たないんだけど、今日は・・・もっとお前が欲しい・・・。」
今まで抱けなかった分、もっと抱きたい。
心羽をもっと感じたい。
愛してるっていう言葉じゃ足りないくらい、胸が痛い程、想ってる。
「私、もうムリ・・・ごめんなさい・・・。」
「わかってる。謝んのは、俺の方。こんなにして、ごめん。」
立てなくなった彼女の腰を擦りながら、背中にキスをする。
許して?
「流司さんならいいよ?・・・大好きだもん。」
「俺も好き。」
そう言って、うなじに噛み付いた。
少し身を捩って、痛いと零す彼女。
唇を離すと、こっちを振り向き涙目で睨まれる。
「そんな痛かった?」
「すっごい痛かった。」
うん、やっぱ、こいつはどんな顔でも可愛い。
「ブス。」
頬を膨らませて睨む彼女にそう言った。
ウソ、ほんとはすげー可愛いよ。
この雰囲気で、正直に可愛いなんて言えない。
「流司さんかっこいいから、周りも綺麗な人ばっかだもんねっ!私みたいなブスいないもんねっ!!」
拗ねた様に怒る彼女も可愛過ぎて・・・もう俺、どうしたらいいの・・・?
萌死ぬの?
あ、これを萌死ぬっていうんだ。
濡れた髪を指で触り、彼女の目を優しく見つめる。
「綺麗だね・・・。俺はいつもお前のこと、可愛いとか綺麗だとかしか、思ってないよ。」
たまには素直になってみるのも悪くないと思い、やっとの思いで、正直に言う。
「顔、真っ赤だよ?」
「笑んな、バカ。俺にこんなこと言わせるの、お前くらいなんだから・・・。」
お前だけにしか、そんなこと思わないけど。
「結婚したいと思った相手が、流司さんでよかった。」
そう言って抱きつき、胸に頬を付けて微笑む。
俺も、お前でよかった。
お前しか、考えられない。