第13章 Sugar13
動画ツイート、反響がやばい。
トレンド入ってる。
流司さんが、佐藤が増えますよ、なんて言うから、佐藤増えるのハッシュタグが・・・。
しかも、佐藤夫妻まで・・・。
まだ結婚してないよ。
でもさなんか、おめでとう、がすごく多い。
よかった・・・怖い人、少なくて。
「なぁ心羽、早く1週間後になんないかなぁ・・・?」
「なんで?」
「やりてぇ。」
なにをやりたいの。
だいたい予想は付くけどさ。
でも、もし違ったら、恥ずかしい・・・。
「なにを?」
「決まってんじゃん。セックス。」
やっぱりか。
もう少しオブラートに包もうよ。
皆、聞いてるよ。
隣でシュークリームを食べてた雅貴さん、ごめんね。
鼻にクリーム付けさせちゃったね。
「雅貴くんなにしてんの?」
普通に聞いてるけど、流司さんのせいだよ?
てか雅貴さん、可愛い。
鼻にクリーム雅貴、可愛い。
「いきなり変なこと言わないで・・・。」
「変なこと?あぁ・・・したいんだから、仕様がないじゃん。」
いや、仕様がなくないからね?
普通こんなところで誰も言わないからね?
私の身にもなって・・・恥ずかしくて堪んない。
雅貴さんが隣から、そーっといなくなった。
うん、わかるよ。
私もその立場だったら、ここにいられない。
「今日も最高の清光にしてね?」
「あたりまえじゃん。それが私の仕事だもん。」
だんだん清光になっていく彼。
少しつり目の美人。
最後は必ずこれって決めてるの。
「エロぼくろっと・・・よしっ、清光だー!!」
「俺がここにほくろあるとエロい?どう?キス、したくなる?」
すっごくしたいよ。
ほくろなんかなくても、いつでもしたくなるよ。
「今キスしたら、清光とキスすることなるよね?うふふっ・・・。」
「なに・・・きもい・・・。」
酷い・・・。
想像したら、にやけちゃっただけじゃん。
「俺より清光としたいの?」
「別にそうゆうわけじゃないけど・・・。」
あ、これやばいやつ。
拗ねる?
「ふーん、そっか。へぇ。」
それ以降彼は、口を聞かなくなった。