第12章 Sugar12

どのくらいの間、このままでいただろう。

動いてもいないのに、ナカが脈打って、たまに彼女の口から甘い声が漏れる。


｢ね、自分で締め付けて、自分で感じてんの？｣


｢はぁ･･･うるさい･･･。｣


熱い吐息を漏らしながら、反論する彼女の言葉は弱々しく、可愛い。


｢流司さん、この体勢、きつくなってきた･･･。｣


正常位だから、足を開いてるのがきつくなってきたんだろう。


｢お前が上になる？｣


｢力、入んない･･･動かして･･･。｣


起き上がって聞くと、俺の方に腕を伸ばして、甘えてくる。


彼女の身体を抱き上げて、彼女が上になるように体勢を変えた。

騎乗位の体勢になると、彼女は自分の力で起きてるのがきついのか、指を絡ませて、体重をかけてくる。

彼女の身体が倒れないように支えると、安心したのか、少しにこっと微笑んだ。


可愛過ぎ。


｢横になってもいいんだよ？｣


｢流司さんの顔、見れなくなる･･･。｣


なに、その理由。

そんなこと言ってっと、思いっきり突き上げるぞ。


このままでいたいけど、彼女をめちゃくちゃにしたいっていう、気持ちもある。


｢心羽、どうしたの？なんでそんな、力入んないの？｣


彼女の身体はさっきからずっと、ぴくぴくとしてて、顔だって真っ赤で、涙目で･･･熱い吐息を漏らしながら、俺をぼーっと見つめてる。


｢イきたい･･･中途半端に気持ちよくて･･･イきそうなのに、イけなくて･･･。｣


気持ちいいのはたぶん、お前がナカを動かしてるから。

そのせいで、俺も気持ちいい。


｢さっきから、んっ･･･その繰り返しで、おかしくなっちゃう･･･。｣


たまに喘ぐの、やめてくんない？

可愛過ぎだから。


｢わかった。もうイかせてやるから。｣


彼女の腰を掴んで突き上げると、大きく喘ぎながら仰け反り、俺を奥に飲み込もうと、さっきよりもナカが大きく脈打った。


｢そんなすぐ、イくなよ。｣


｢だって･･･あ、んっ･･･。｣


腰を掴んだ俺の手を離し、支えろとでも言うように、また指を絡めてきた。


｢俺も、イかせて･･･っ！｣


イった余韻が残ってるのもお構いなしに、俺は何度も彼女を突き上げ続けた。


揺れる彼女の髪と胸が、キレイ･･･。