第12章 Sugar12
早く挿れたくて、指を2本に増やした。
「んっ!・・・うっ、あ・・・。」
「痛い?」
「だい、じょうぶ・・・ぁん、あ・・・。」
痛いくせに感じてるとか、可愛過ぎ。
だから、やめらんない。
こいつの反応、最高に好き。
彼女のいいところばかりを執拗に攻めた。
ほら、いっぱい溢れてくる。
「もう、挿れてい?」
こくっと頷き、返事をする彼女を見て、服を全部脱がせた。
彼女の膣口に自分自身をあてがって、彼女の目を見つめた。
「心羽、好きって言って?俺のこと、好きって・・・。」
「流司さん、好きだよ・・・愛してる。」
愛しそうに俺を見つめて、足を俺の腰に巻き付けてくる。
そんなに早く、俺が欲しいの?
俺だけじゃない。
お互いがお互いを欲してる。
そんなの・・・嬉し過ぎて、どうしようもない。
一気に奥まで突いて、彼女の上に覆い被さる。
跳ねる彼女の身体を押さえ込むようにして、抱き締めた。
「ゴム、邪魔だね・・・。」
「そうだね・・・。」
早く、直に彼女に触れたい。
薄いゴムが、邪魔で邪魔で仕様がない。
こんなに薄っぺらいものですら、俺らを隔てる。
それを感じたくなくて、キスをした。
キスなら、なにも隔てるものはない。
舌を絡ませると、彼女が俺を締め付けてくる。
ナカが脈打って、俺をもっと奥深くに飲み込もうとしてる。
「気持ちいい?」
「ん・・・。」
唇を離し、おでこをくっ付けてそう聞くと、彼女は照れながらも肯定した。
「ねぇ、今日はさ、動かないでこのままいてい?」
「え?どうして?」
「ずっとこのままでいよ?」
誕生日くらい、俺の好きなことしていいでしょ?
いつもしてるとか、言わせないから。
「ずっとって、どのくらい?ケーキ作ったんだけど・・・食べない?」
「今、それ言うの?する前に言ってよ。でも・・・ケーキよりも甘いもの、ここにあるから、ケーキはあとで。」
うわぁ・・・くさいこと言ったなぁ・・・。
彼女になにも言わせないように、口を塞いだ。
俺の口で。
ほんと、最高の誕生日プレゼントだよな。
よかった、心羽が俺のもので。