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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第11章 Sugar11


大阪行って、今日は・・・東京凱旋公演最終日。


「心羽、今までよりも、どんなやつよりも・・・俺をうちはサスケにして。」


「任せて。」


すっごく真剣な顔で言ってくるから、私も真剣な顔で返した。


見た目は私がするけど、結局は流司さんがどれだけサスケになりきれるか、だよね。

まぁ、稽古の時から完全に、サスケだったけどね。


「俺にとってのサクラは、お前だけだから。」


私と流司さんの間に、サラダちゃんが・・・!?


って、違うよね。

違うくもないかもしんないけど、サスケとサクラみたいになれるといいね。


「もうっ、サスケくんなに言ってんのよ!」


「痛っ、つか、きも・・・。」


肩を軽く叩いただけなのに、痛いって・・・。

それより、きもって酷い。

そうですね、サクラは優衣さんがやるから、可愛いんですもんね。


「ウソ、やっぱ訂正。サスケがサクラを想ってるよりも、俺は・・・お前を想ってるよ・・・。」


後半、聞き取りずらかったけど、聞こえたから許してあげる。


「あたりまえじゃん。そうじゃなきゃ、やだ・・・好きだよ・・・。」


「俺は・・・言わないよ?」


想ってるは言っても、好きは言ってくれないんだね。

彼らしいけどさ。


「じゃあ、公表する時言ってね。」


「やだ、絶対言わない。」


「言わなきゃ、えっちしてあげない。」


絶対、すると思うけど。


「いいよ?しなくても、俺の気持ちは変わんないから。」


そんなこと言われたら、なんでも許しちゃう。


「てか、お前が我慢出来なくなるでしょ?」


そうだね、そんな笑顔で言わなくてもいいと思うよ。


「流司さんだって、したくなるくせに。」


「なにを?」


「なにをって・・・えっちって言ったじゃん。」


なんか納得してない顔なんだけど。

私に、なにを言わせたいの?


「これだけで、えっちとか、変態とか言うじゃん。」


軽く胸をツンってされた。

なんだ今の、可愛いんだけど。


「なんて言って欲しいの?」


「俺らがいつもやってるの、なんて言うんだっけ?」


あれか・・・外国じゃあたりまえに言う言葉だけど、恥ずかしい。

てか、こんな公共の場で・・・。


「しぇっくす・・・。」


あ、噛んだ・・・。






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