第11章 Sugar11
もうダメ、我慢出来ない。
「あ、心羽、俺もう・・・出るっ・・・!」
「やぁあっ!だめ、やだ、やめて・・・お願い・・・。」
イきそうだし、おしっこ出そうだし・・・もうやだ・・・。
「心羽・・・あっ、好き、好きだよっ・・・あっはうっ、くっ・・・!」
「いやあ・・・あっああんっ!!」
彼が果てて、私も果てて・・・今、おしっこが・・・。
もう嫌・・・流司さんの顔、見れない。
彼にしがみつき、頭を彼の肩に埋めたまま動けない。
「はぁ、はぁ、心羽・・・?」
結合部を通って、床に落ちていく。
「うっ、うぅ・・・ふ・・・。」
涙が彼の肩に、たくさん落ちていく。
優しく頭を撫でられて、シャワーをかけながら私のナカから彼がいなくなる。
キレイに流して、また私を抱き上げ、お風呂から出る。
私を抱いたまま器用にタオルを私の腰に付けて、歩き出した。
ベッドに仰向けに降ろされて、彼の首に巻き付けていた腕をそのまま顔の上に置いた。
濡れた腰をキレイに拭いてくれる。
もう知らない、私、何回もやだって言ったもん。
「心羽?・・・心羽ってば!」
顔から腕を取られそうになって力を入れると、無理矢理剥がされた。
顔を背けて、彼を見ないようにする。
涙だって、止まんないし。
両腕を顔の横で押さえ付けられて、また隠すことは出来ない。
「そんな泣くなよ。泣かれたら、麻璃央くんに取られちゃうんだけど。」
「なんでいつも私ばっかりなの・・・?」
私ばっかり恥ずかしい思いしなきゃいけないの。
前に流司さんに自慰をさせた時は、結局私が口でしたし。
「ごめん。でも俺は、嬉しかったんだよ?気持ち良かったんでしょ?」
「・・・。」
なにも答えないと彼は隣に横になり、布団をかけた。
寝るのかな?
なにも答えないから、怒っちゃった?
でもちゃんと、私にも布団をかけてくれてる。
結局、優しいんだから。
明日どんな顔をして、彼を見ればいいかな・・・。