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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第1章 Sugar1


したい。
こいつとしたい。
でも、出来ない。


きっと、こいつがどんなに痛がったって、やめてやることなんて出来ないから。

だから、わざと無愛想に彼女に接する。

心羽に触れたら、したくなっちゃうから。


俺が我慢する為に、彼女を傷付けて・・・。
したらしたで、痛がる彼女を無理矢理抱いて、傷付ける。

どうしたら、心羽を傷付けないで付き合っていける?


お前が欲しくてたまらない。


ふいに、暖かい小さい手が頭の上に乗っかった。


「頑張るよ?私。」


違うんだって。俺が無理なんだって。
俺の気持ちに気づいてよ・・・。
とか思っても、鈍感な彼女には通じない。


「いいから。」


必死に冷静を保つ。

さっき、こいつとエロい話したせいで、俺のモノは全然冷静じゃないんだけど・・・。


「仰向けなって?」


「やだ。」


「なって。」


俺を仰向けにさせようとする彼女。


「やだ、無理。」


「ならないと、ぷにおともちお誘拐するよ。」


こいつならやりかねない。
猫、めっちゃ好きだから。


あいつらを盗られたくなくて、彼女に従った。


そっと、布団の中に入ってくる手。

下腹部を通って、固くなったモノに触れる。


「っ?!・・・流司さん、えっと・・・」


「言うな。」


それからは、何も言わずに、パンツの中に手を入れて、彼女の小さな手が、俺を優しく包み込んだ。

冷たい手。
さっきまで、暖かかった手が緊張で冷たくなってるんだ。


「えっと・・・」


包み込むだけで、なにも動かない手に自分の手を被せて、


「こうして。」


上下に動かした。


俺が手を離すと、ゆっくりと上下に動き出す。


「これでいいの?」


「んっ・・・うん。」


思わず、声が出てしまった。


たどたどしい動きなのに、感じてしまう。

気持ちいい。
好きな女に触れられるのって、こんな気持ちいいんだ。


決して上手いとは言えない、彼女の手コキは、なんか新鮮。


「心羽、俺の、初めて触った感想は?」


「え?・・・あったかい?」


「ぷっ!!それだけ?おっきいとかないの?・・・あー俺ちっちゃいのかー。」


ちっちゃいとか言われたら悲しいから、言うなよ。


「そんなの、わかんないよ・・・」


可愛い・・・。


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