第1章 Sugar1
「じゃあ心羽ちゃん、頼んだよ。おやすみ。」
「いえ、ありがとうございました。おやすみなさい。」
涼さんに彼をベッドまで運んでもらって、玄関で別れた。
あの後は、大変だった。
鳥越さんが流司さんにキスして、土方さんの刀達は、なんかラブラブだし・・・
大地さんと峻也さんはずっとくっついて、イチャイチャしてるし・・・
それ見てつばささんは、子供を見るような優しい顔でにこにこしてるし・・・
まぁ、私にとっては、天国だったんだけどね。
「うぅ〜、気持ち悪ぃ・・・」
「飲み過ぎだよ。なんであんなに飲んでたの?いつもあんな飲まないじゃん。」
「うっさい。男の俺にはいろいろあんの・・・」
男とか、関係あること?
よくわかんないんだけど・・・。
「いろいろって?」
「めっちゃ、たまってる。」
「ストレス?」
「・・・最近、ヌけてない・・・」
「抜けてない?ストレスを?」
「バカ・・・」
流司さんの言ってる意味がわからないんですが・・・。
バカって言われちゃったよ・・・。
?
流司さんが私をちらっと、見た。
そしてすぐに、枕に顔をうずめた。
「心羽はさ、自分でしたり、してる?」
「え、なにを?」
「オナってる?」
「オっ?!はぁ?!」
おっと、涼さんに迷惑が・・・。
いや、まぁ・・・自分でしてないこともないけど・・・。
言えるわけないじゃん。
いっつも、流司さんのこと考えてしてる、なんてさ。
「俺、してないの。出来てないの。欲求不満なの。なのにお前は、まだ準備も出来てないくせに、いっつも煽ってきてさ。俺の気持ちも考えろよ・・・」
煽ってるつもりはないんだけど・・・。
そりゃあ、自分でする時間はないよね。
流司さんは、忙しいもん。
いっつも、朝から夜中まで働いて・・・そんな中でそんな余裕ないよね。
私に構ってる暇だってない・・・。
「ごめんなさい。処理くらいなら出来るよ・・・させて・・・?」
「処理とか言うな。てゆか、出来たらとっくにさせてるわ。俺の気持ち考えろ。」
「はい、ごめんなさい。」
流司さんの気持ちって・・・?