第1章 再開。
キング
「ミーシャが目覚めただってぇ~~!?」
数分後、少々空気が重かった二人の部屋に、キングが入ってきた。
キング
「あぁ、やっぱミーシャだ!ミーシャがいる!!」
キングはそう言って私の手を握った。
そして、後ろからやってきたメリオダスが
メリオダス
「これ使って伝えられるか?」
そう言って、白い紙の束とペンを貸してくれた。
メリオダス
「注文されたものをここに書くんだけど、あまり使わなかったからな」
私は早速、
『ありがとう。』
と書いてメリオダスに見せた。
エリザベス
「もしかして・・・・ミーシャさんは声が出ないのですか・・・?」
『うん。ある罪を犯しちゃって、声が発せなくなった』
急いで書き、見せる。
よしよし、これなら私でも伝えられる。
久々にいい気持ちになった。
エリザベス
「罪・・・・?」
妙に引っ掛かってる。無理もない。
なんてったってエリザベスの周りには、「七つの大罪」をもった人たちがいるのだから。
メリオダス
「こいつの罪は、俺と似てるんだ」
メリオダスが説明し始めた。