第4章 留まる?踏み出す?
メリオダス
「はいそれ、三番テーブル‼」
ミーシャ
「はーい‼」
やはり、夕方はいつも大忙しだ。
沢山のお客さんが来る。
そして、メリオダスとすれ違いざまに、私は言った。
ミーシャ
「時間、大切にね」
メリオダス
「え!?」
騎士
「おーい、注文いいかー?」
ミーシャ
「はいっ、ご注文ですね〜…」
* * *
ミーシャ
「ディアンヌ、キング」
お店も終わり、私は寝る前に二人に話しかけた。
ディアンヌ
「どうしたのミーシャちゃん?」
ミーシャ
「この前、街に連れて行ってくれてありがとう」
ディアンヌ
「ううん!私もとっても楽しかった!
また行こうね。それに、キングとミーシャが出会った話も聞かせてね」
ミーシャ
「もちろん!
…ディアンヌ」
ディアンヌ
「どしたの?」
ミーシャ
「お幸せに!」
ディアンヌ
「ええ!?なにそれ!」
ミーシャ
「あははっ、ごめんごめん」
ディアンヌ
「もうっ、
あー、なんか喉乾いたな…
ちょっと水飲んで来る!」
キング/ミーシャ
「「いってらっしゃーい」」
ミーシャ
「…キング」
キング
「何?」
ミーシャ
「欲張り……って意外と訳にたつかな…」
キング
「いきなりどうしたんだ?」
ミーシャ
「ううん。ふと思っただけー」
キング
「嘘つけ」
ミーシャ
「嘘じゃないよー‼」
それから、ディアンヌが帰ってきて、私達はお喋りしてから自室に戻った。
……まるで、もうお別れのように。