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【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~

第16章 それぞれの想い



松「でも街で会ったとき、フツーにデートしてるようにしか見えなかったっすよ。めっちゃお似合いだったし。先輩も俺に声かけられたとき、スゲー狼狽えてたじゃないですか。『彼女さんですか?』って聞いたら、見た事ない顔で『違う違うッ!!!』って(笑)」
櫻「…」

記憶ないのに想像できるな~、その場面…。

松「ふふっ。俺、あの時確信したんです。あ、そうなんだって」
櫻「…。って。何が?」
松「先輩も。惚れてたんでしょ?ホントは」
櫻「…。どうかな…」
松「またまた。他人事みたいな言い方しないでくださいよ」
櫻「…」


マジでどうなんだろう。俺だって聞けるもんなら聞いてみたいよ。

半年前の自分に。

これだけ話にちょいちょい出てくる割にまだ出会えない、その美月という女性に、一体俺はどれだけの想いがあったのか


ま、可能なら、だけど。

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