• テキストサイズ

【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~

第11章 実況見分



櫻「…あの日の通り、ですか?」
美羽「そうよ」
松「えぇ~?うっそぉ。いつももっとザツじゃないっすか」
美羽「何ですって!?」
櫻「確か最後に指輪を見たのが…土曜日の朝でしたね。その時間は外出の支度に手間取ってイライラされてることも多いのでは…?」
美羽「(イラッ)でも閉めたわよ!ちゃんと!」
櫻「わかりました。じゃテイク2、急いでるバージョンでお願いします」
美羽「へ?」
松「ハイ、じゃ~テイク2いきま~す。3、2…」












美羽「…」
松「早く。始まってんだから」
美羽「っ!~~~~何様ッ!?」


バァンッ!!!


勢いよくスライドした引き出しは確かに閉まった…けど勢い余って反動で戻ってきて


美羽・櫻・松「…」


結果、ちょっと開いたまんまの状態。中に入ってる物が自然と視界に入るくらいに。

つまり、軍配は犯人(笑)。


櫻「…お嬢様、嘘つきは泥棒の始まりですよ…」
美羽「う、うるさいわね!たまたまよっ。こんなに強く閉めてないわよ!」
松「こんなもんだった?」
男「ハイッ、こんくらい開いてましたっ」
美羽「黙らっしゃい!アンタそんなこと言える立場だと思ってんのッ!?」
男「ヒィィィ~ッ!」

マツジュンの影に隠れる犯人。うーん。すっかり飼いならされている…(笑)。

/ 115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp