【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~
第9章 優秀な泥棒
松「粘土?」
櫻「ヤツの爪の間の汚れ具合。間違いない!」
松「粘土っていうと…フィギュア?アクセサリーとか??んなアートな趣味持ってるようには見えねぇけど…。あっ!ちょっ、先輩見てッ!!」
松本が発見したのは不恰好なお猪口らしきもの。明らかに市販品ではない。
櫻「陶芸か…!」
松「ですよ!ぜってー手作りだもん、これ!超へったくそ!!」
男「なっ。おまえ失礼なこと言うな!」
松「だってこれ…どうみたって素人丸出し」
確かに。
櫻「君が作ったの?」
男「悪いかよっ!コレは…彼女が初めて褒めてくれた自信作なんだ!!」
櫻・松「…」
ふぅ~ん?(笑)
櫻「そっか。じゃ、その彼女なのかな?指輪をプレゼントした相手は」
男「!!!」
松「今更おせーよ」
櫻「この界隈で陶芸ができる場所は…」
松「ソッコー調べますっ♪」
で、彼の通ってるらしい陶芸教室を割り出すことにアッサリ成功。