【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~
第9章 優秀な泥棒
さんざん脅したにもかかわらず(てか事実を言っただけなんだが)、黙秘を貫く犯人。変なとこで根性見せやがってコノヤロ~…ってカンジなんだが、このまま待ってても仕方ないし時間ももったいないので、指輪は俺らで勝手に捜索することにした。
櫻「まずはプレゼントした相手の特定だな。手がかりを探すか」
松「ガサ入れですね!」
嬉しそうなマツジュンが微笑ましい。ま、俺らも逮捕状があるわけじゃなし、不当な行為には違いないんだけど、マジでそんなこと言ってる場合じゃない。なんせ時間がない。このまま見つからなかったら…俺らにも矛先が向きかねねーしっ?
というわけで、俺も気になるところを遠慮なく捜索。台所、洗面所…女性が出入りしているとは到底思えない男臭さに、こちらは思わず苦笑い。
松「おまえっ!部屋汚なすぎだろ!こんなんじゃたとえうまくいったって彼女部屋に呼べねぇぞ!」
さっそく指導が入った(笑)。
ついでに部屋の掃除もしながら、さらに手がかりを探した。