【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~
第8章 容疑者Xの黙秘
男「あの日は昼結構食ったからな~…。あ。そこのラーメン屋、ゆで玉子サービスなんすよ。腹減ってたから3、4個食ったかな(笑)」
櫻・松「!」
キタ!
櫻「…そんなに?」
男「ほら。筋肉には卵とか、イイっていうじゃないっすか!えーと…カロテン?俺ちょっと肉体改造中なんスよね~。お2人みたいな細マッチョ目指して?(笑)」
今度は2人、思わず笑みがこぼれた。つか、カロテンじゃなくたんぱく質!プロテインなっ?(笑)
男「その店、値段も安い割りにそこそこウマイし。超お勧めっすよ」
櫻「そう。今度行ってみるよ。…ところでさ」
例の白い破片突きつけたら…思いのほかアッサリ罪を認めた。
作業終えて部屋を出ようとしたら、ちょっと飛び出てた引き出しに(おや?)腕がぶつかって。閉めようとしたら、指輪のケースらしきものが目に飛び込んできて…。
男「ホントすいません!ちょっとした出来心で…」
ま、ほぼ推理どおりってワケ。
櫻「…引き出し、ちょっと開いてたの?」
男「ハイ!ほら、そのせいで…」
捲り上げた右腕には、まだ新しい擦り傷。確かに高さ的にあの引き出しのあたりではある…。
ま、その真偽はさておき。何よりもまずブツを!回収せねば!