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【S】Moebius Ring~目覚めたら執事!?~

第3章 助っ人マン・潤



「どうしましたっ、お嬢様?」
「ない!ないのっ!!無くなってるっ!!」
「落ち着いてください、お嬢様っ。ないって、一体なにが…」
「指輪!指輪がないのよっ!!」
「指輪…」

ってどんな?

てか、まだちょっとしか観察してないけど、指輪やアクセサリーの類しないタイプだよね?あなた。研究するとき邪魔だからか、もともと興味ないのかはわからんが。せっかくキレイなのにもったいないなって。ピアスとか似合いそうなのに。


「あなたが一緒に選んでくれたヤツ!半年前に買った例のアレよっ!」
「半年前…?」





うん。

サッパリ。だって記憶ナイんだもん、そこは。俺が夢に登場するまでの出来事なんてわっかんねえよ~。つか、めんどくせー夢だな!その辺はアバウトでいいのに。フラッシュバックして情報入れるとかさあ…。まったくもって融通きかねーな。誰の夢だよっ?(俺だよ!)

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