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砂漠の月
第2章 砂漠の月71~150
「楽しかったね」
「はい!」
「楽しめたんなら良かったけどよ、月子、疲れてねぇ?」
「うーん、多分、大丈夫。今は楽しくってわかんないし」
「無理するでないぞ」
「はーい」
昨年、海で泳ぎ倒した際には全力で楽しんだおかげで夜寝落ちる率が高かった月子である。晴久が心配し、市と元就もそれに同意して月子が少し拗ねる、という構図で会話しながら集合場所へ移動した。
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