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砂漠の月

第1章 砂漠の月00~70


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テーマパークに着いてから、各々が好きな方に行っていて。
今回は月子に付き合うかね、と着いて行く事に

月子と一緒に迷子にならない様にと、手を繋いだら顔を真っ赤にして
可愛いな、と思わず笑ってしまった。
1人で回る積りなら、心配だから俺も連れてって欲しいんだが。

市と元就はデートだと。お熱い事で。

行きたいところ、妙に施設が凝っていて感心してたら月子が嬉しそうに
映画の中の様だとはしゃぐので、良かったな、とわしわしと頭を撫でた

「いかがですか? 彼女様にお似合いのアクセサリーなどプレゼントに」
「か、彼女?!」

ほう、傍から見ると俺達は恋人同士に見えるのか。
偶にはこんなのも良いな、月子が迷惑がったら止めるけど

そういや、元就が市のに思いを告げた日に、月子には思い切り世話になったな

「……あー、月子はなんか欲しいのあるのか?」
「え? い、いえ! そんなっ!」
「遠慮しなくて良いんだぞ?」


月子が見てたアクセサリーはこれか。店員にこれを頼む、と清算してもらい
タグを切って月子の首にネックレスを着けてやる

だが…月子が真っ赤になり俯き、固まってしまった。

ああ、俺がお前に何かしたかったんだ、貰ってくれ

「もう買い物は十分か?」
「は、はい」
「おう、ならあそこのカフェで皆が戻って来るの待つか」

小腹がすいたのでパフェでも食おうかと注文したら予想以上にでかく

「悪い、月子。半分食べねえ?」
「ふわっ!?」
「流石にこれ全部食うと夕食入らない」
「わ、分かりました」

店員にもう1本スプーンを用意して貰い。2人で食べてると店員からの視線が痛い。

「月子、あー」
「え、えと。あー」

月子の口にパフェ突っ込んでたら、口の中いっぱいにした月子に逆に口に突っ込まれて
何かおかしくて笑い合ってたら

「何しておるのだ貴様等」
「いかにパフェを相手の口に突っ込むか」
「止めよ」

偶然店に入って来た元就に何やってるんだとツッコミ食らってお遊びは終了。市には食べ物で遊ぶなとも叱られてしまった。

いつの間にか、月子と何かするにも楽しくて。だから色々心配なんだよな。
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