第2章 記憶違い
やばい、明日だと思ってた!!
しかし二宮くんからなにも言ってこないということは
覚えてないということか!?
愛花「に、二宮くん」
二宮「なに」
愛花「今日は何の日でしょう」
二宮「急に何」
愛花「いや、クイズ!そう!クイズ!」
二宮「ピンポン、付き合って6年目の記念日です」
愛花「正解!…ってえ?覚えてるの?」
二宮「覚えてないと思ってたのね、あなたこそ今まで忘れてたくせに」
愛花「なっ!」
これを私が忘れていたから
二宮くんは冷たかったのだろうか
二宮「愛花、あのさ」
愛花「どうしたの」
二宮「真面目な話するけどいい?」
愛花「え、うん」
二宮くんは真剣な顔つきで
ゲームから視線を私に移して
アルバムを眺めていた私に向けた
なにかしたっけ、私
慌てているのは私だけみたい