第8章 アイドルの彼女
二宮「てかなんでランニングなんてしてたの」
そうだ、愛花がランニングなんて珍しい
愛花「こないだテレビでモデルの人の特集やってて」
二宮「ほお」
愛花「私もあんなふうになったら二宮くんに似合う彼女になれるかなって思って」
二宮「なんじゃそりゃ」
愛花「だから二宮くんも腹筋バッキバキにしてね」
二宮「誰がするもんか」
愛花「あなた本当にアイドルですか」
二宮「別にモデルみたいにならなくたって」
愛花は愛花のままでいてほしいのに
愛花「可愛くなりたいんですよ、国民的アイドルの彼女なんだから」
二宮「今のままで十分です」
愛花「それは今のままでもかわいいってこと?」
二宮「黙れ」
愛花「先に言ったの二宮くんだし」
二宮「はいはい」
アイドルの彼女ってだけで可愛くなろうって思ってる愛花が可愛くてしょうがない
こんな俺はきっと愛花のバカが移ったんだな
『アイドルの彼女』END.
二宮「てか結局どっか行くの行かないの」
愛花「じゃあお買い物行こう」
二宮「何も買わないからね」
愛花「なんでお母さんが子供に言うみたいな言い方するの」
二宮「ばかだから」
愛花「お詫びに新しいお鍋買ってね」
二宮「話聞けおら」