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星に願いを

第8章 アイドルの彼女


まだ朝の6時

今日は休みだから遅くまで寝てようと思ったが

いつものせいで普通に早めに起きてしまった

でももう愛花はベッドからいなかった

リビングへ行って脅かそうとしてもいないし

どこいった

家出されたのか

携帯が見つからなかったから電話してみた

すると息の切れた愛花が出た

二宮「どしたの」

愛花「え、ランニング」

二宮「早く帰ってきて、腹減った」

愛花「ごめんあと2キロある」

二宮「はやく」

愛花「はいはい」

愛花は少し笑いながら返事をして電話を切った

愛花がランニングしてるなんて知らなかった

最近キレイになったかなとは思ってたけど

そんなこと素直に言えるような性格じゃないから言わなかった


15分くらいで愛花が帰ってきた

愛花「ごめーん、ちょっと待って」

二宮「うん」

愛花は帰ってくるなりすぐさま朝食を作り始めた

愛花「あ、昨日職場の人からオレンジのジャムもらったけどつけてみる?」

二宮「いいね、食べる」

愛花「はいはーい」


珍しく2人で食べる朝食

いつものより美味しかった


愛花「あれ、二宮くん今日お休みだっけ」

二宮「休みになったの」

愛花「なるほどね」

二宮「どっか行く?」

愛花「え、二宮くんから誘うなんて」

二宮「たまにはね」

愛花「でもまたバレたらまずくない?」


付き合って3年のころ

1度週刊誌に撮られたことがあった

なぜか世間は俺たちの関係を喜んでいた

愛花も俺がアイドルになると言った時からこういうことは覚悟していたらしい


二宮「もう事務所にはとっくの前に知られてるし」

愛花「そこなの問題」

二宮「いいのー」


俺の職業柄どこにも連れてってやれてないし

俺だって普通のデートくらいしたいしね



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