第6章 頑張れは困らせる
愛花「あら、らしくないこと言うね」
二宮「愛花」
愛花「ん?」
「甲子園連れてくから、それまで隣にいろよ」
二宮くんとの約束を信じて
私も頑張ろう
そう思った
「私もインターハイ行く」
2人で交わした約束を
守るために
『頑張れは困らせる』END.
「「ナイスボール!」」
ピッチャーからのボールを捕る相手チームのキャッチャーが言った
三振でバッターアウト
チェンジにかかった
1-1で7回裏
もうツーアウト
7回はもう最終回だ
二宮くんがホームランが打ったらヒーローだなぁ、なんてこと思ってしまった
と思ったら
ーカキン
まい「打った!」
レフトの頭を大きく超えるほどの打球
私は思いっきり
愛花「走って!二宮くん!」
変な視線を浴びてしまったがもう遅い
打球がよかったためサードまで進めた
ホームランにはならなかったけど
私の中では最高のヒーローだよ、二宮くん
その日の試合は二宮くんの次のバッターがツーベースヒットを打って点が入って勝ちました