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星に願いを

第1章 隣のクラスの二宮くん


私が二宮くんと初めて話したのは

この高校に入学して2ヶ月が経った頃に

水道で手を洗っていたら話しかけられました



二宮「君って翔ちゃんのいとこ?」

それが私と二宮くんの初めての会話でした


いとこの翔と二宮くんは同じ中学の野球部だったらしく

それを知った二宮くんは私に聞いてきました

愛花「うん、そう」

二宮「だよね、顔似てる」

愛花「嬉しくないよ」

二宮「だろうね、こんな田舎であんな都会っ子な顔立ちに似てるって言われたら」


私の顔立ちはこの中枢都市的な場所にある高校の中では

目立つ顔立ちで

まあまあいい方だったが

自分では気に入っていなかった


愛花「うん、わかってるなら言わないで」

二宮「俺、二宮和也、よろしく」

愛花「白石愛花です、よろしくね」

軽く話が噛み合わなかった

これが二宮くんとの初めまして。


二宮「隣の中学だったんだね」

愛花「そうだね」

二宮「陸上部だったんでしょ」

愛花「なんで知ってるの」

二宮「有名だったよ、「東中にめっちゃ可愛くて県大会で優勝したやつがいる」って」


愛花「別に大したことないんだけどね」

二宮「白石おもしろいね」

愛花「ありがとう二宮くん」



二宮「…下の名前で呼んでもいいよ」

顔を赤くした二宮くんが私に言ってきた



愛花「下の名前なんだっけ」

二宮「やっぱそのままでいいっす。」
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