第7章 派生③おそ松&チョロ松END
「おそ松兄さん!……ま、いいか」
いや『ま、いいか』じゃないですよ三男! 自分の女じゃないから!?
やっぱ三男もクズの一員ですな!
や……! 下が空いた隙に、私の下半身を弄り出すの止めて!!
「うわ、本当にびしょ濡れ――」
それ以上、言わないで下さいっ!! もう完璧に涙目である。
おそ松さんはキザッたらしく私の涙を舐め、
「泣かないでよ、松奈。何かこの状況、漢字の『嬲る』って状況だよねー。
松奈も、あの漢字で興奮して××ってみたりした?」
話のレベルが中学生男子だっ!!
ちなみに逆バージョンの『嫐』も存在――って、こんなときにどうでもいいわ!
「ねえ、そろそろよくない?」
「そ……だな」
もうチョロ松さんまでが吹っ切れたらしい。
「だ……め……やめ……!」
やや強引に寝かされ、抵抗しようにも、三男に上から両腕を押さえつけられる。
「いや……やだ……っ……」
ボタンが一つずつ外され、胸が外気にさらされた。
そして下の服に手がかかり――二人の男性にじっと見られているのが恥ずかしくて、ギュッと目を閉じた。そして下を下ろされ――、
「あ……結構糸引いてる……」
「み、見ないで下さい……っ!!」
「ホントだ。良かった~」
いや『良かった~』じゃないですよ、クソ三男!!
何、私が感じてるからって安心してるんですか! これ犯罪!! 分かってる!?
……しかし、元はといえば私が変な薬を仕込んだからなんですよね。
でなければいかに酒が入っていようと、二人がこんな行為に及ぶことは無い。
自業自得……?
「……ひっ……」
指で直接、下の突起に触れられ、背がしなる。
おそ松さんがそこを無遠慮に愛撫しながら、
「あ、本当にここがいいんだ。ね、他にどうされたい? 一松っていつもどうやってるの?」
ここで名前を出してくるか! マジで無神経な人だな!
唇に何か感触がある、と思ったらチョロ松さんにもう一度キスされていた。
「ごめん。俺だけだったら良かったんだけど」
いや良くないから、全然良くないですから!!