第6章 初めての恋
雅紀「彼女いたみたい…」
潤「そっか。それは残念だったな。」
雅紀「うん…」
潤「そんな落ち込むなって。今日ランチ奢るから。」
雅紀「ありがとう…」
それから図書室にも寄らず、学部が違うから会わなかった。
雅紀「本、返すの嫌だな…」
俺は借りていた本を返しに行かないといけなかった。
だって、この時間は絶対、二宮君がいるもん…
だいたいは閉館時間までいるから。
見つからないようにパァッと返そう。
俺は図書室に行って本を返しに行った。
相変わらず人がいないな。
まあ、そんなに広いってわけじゃないし。
おっ、新刊の小説が出てる。
しかも二宮君がよく読む作家さんのやつだ。
俺が借りていた本はだいたい二宮君が全部読んでいる本。
少しでもきっかけがほしくて、俺はこっそり調べて読んでいたのだ。
すると、
「相葉…?」
見ると、
雅紀「二宮君…!」
まさかの二宮君と会ってしまった。
雅紀「えっと…今日も本を借りにきたの…?」
和也「そうだけど。」
ほとんど会話をしたことがないからどうしよう…