第6章 初めての恋
雅紀「そうなんだね。じゃあ、俺はここで。」
あまり長くいたらダメな気がして図書室を出ようとした。
和也「なあ。」
雅紀「えっ…?」
和也「ちょっと付き合え。」
二宮君が本を持ってきて座った。
和也「ほら。」
隣の椅子を引いてくれて、
雅紀「うん…」
隣に座った。
二宮君と本の作家さんやストーリーやら色々なことを話した。
それが楽しくて…
何よりもこんな近くに二宮君がいるなんて…
和也「相葉さ。」
雅紀「なに?」
和也「なんで俺なんかにストーカーしてんの?」
雅紀「えっ!あっ、あの…」
やっぱりストーカーだと思われてた…!
和也「ずっと図書室に来たり、学部違うけど教室にも来てたじゃん。」
雅紀「それは…」
和也「告白までしてきてさ。」
雅紀「やっぱり、迷惑だった…?」
俺は涙を流してしまった。
和也「なんで泣くんだよ…」
二宮君がハンカチを出してくれた。
雅紀「俺の…初めての恋なんです…」
俺は二宮君に話した。