• テキストサイズ

If…(2)

第2章 新しい生活


『……口寄せの術!!』

木ノ葉の里を抜けて一年、私は大蛇丸の元で修行をつんでいた。
今日は、先日渡された巻物で口寄せの術を行っていた。


"ボフン"


煙が上がり白い大蛇が現れる。


『……凄い…キレイ…』

私は目の前に現れた白い光沢のある鱗に見とれた。
前世の時から爬虫類好きの私は中でも蛇、トカゲが好きだった。

「…なんだお前は…?」

大蛇が私を見下ろしてそう言った。


『……私はうちは ルミ!あなたを口寄せしたのは私。』

私は自分を指差してにこりと笑う。

『今日からよろしく!』

私がそう言うと大蛇が顔を近付けてきた。

「お前と契約してやるとは言ってない。」

黄色い目が私を睨む。

『……でも、もう名前書いちゃったし!』

私は、ほらと巻物を見せる。
大蛇はそれを見て突然笑い出した。

「…いいだろう。お前と契約してやる。」

私はその言葉に笑顔になった。

『……あなたの名前は?』

私は予想は出来ていたがそうたずねた。

「…マンダだ。」

大蛇はそう言うと消えてしまった。

(やっぱり)

私は心のなかで呟いた。

大蛇丸に渡された巻物の口寄せを終えた私は、次は自分の手に刻まれた術式に血を付け口寄せを行った。


『……久しぶり、アグレアス』

私は煙の中に姿を見せたカラスに声をかけた。


「…ルミか…何のようだ?」

アグレアスは私を見るとそう言った。

『……用と言うか、アグレアスが何を出来るか知らなかったなと思って…


忍鳥ってなにができるの?』


私がそう言うとアグレアスは鼻で笑った。
/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp