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If…(2)

第3章 始動


私は嬉しさに胸の辺りがキュッとなる感覚がした。



『……我愛羅、暁という組織が人柱力をねらってる。


メンマも今回の戦いで人柱力だってばれたかもしれない。
気を付けて!


もう里同士で争ってちゃだめ。
人柱力を守らないと。』




私はそう言うと立ち上がった。




『……我愛羅、砂の里の近くまで送るよ。』




そう言って我愛羅を横抱きにしようとした。




「なっ!ルミ!?」



我愛羅は突然のことに驚いたようで声をあげる。




「大丈夫だ!自分で歩ける!」




必死にそう言うと私の腕から降りた。

結局我愛羅は自力で砂の里に戻った。
私は我愛羅を見送るとその場を去った。



今、七班と戦いたくはなかった。
それに、万が一捕まりでもしたら大変だ。




私は忍鳥を口寄せすると、暗号文を持たせて飛ばし、大蛇丸のいるアジトへむかった。
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