第2章 新しい生活
sideーナルトー
「だぁー!!
どこ行きやがったってばよ!エロ仙人~!」
オレは修行をふと中断させ、エロ仙人が消えていることに気付いた。
ルミが里抜けしてから一年、オレがエロ仙人と修行の旅に出てからも大体一年になる。
その間、エロ仙人が修行の間に姿を消したのはこれが初めてではない。
オレはエロ仙人を探しに行くか迷った。
"ピイー"
オレが迷っていたとき、頭上で高い音がして顔を上げると、一羽の鳥が下降してきた。
オレの肩に降りた鳥の足には手紙が結ばれていた。
「お、サンキューな。」
オレは手紙を取ると礼を言って手紙を読んだ
:お兄ちゃんへ
修行は順調?
私は最近新しい忍術を覚えたってばね!
我愛羅も次々忍術を作るから私も負けていられないってばね。
それから、私はこの前中忍になったの!
お兄ちゃんより先に上忍になっちゃうかもね。
だから、お兄ちゃんも負けずに頑張ってね!
メンマ:
「なにぃー!!」
オレは手紙を読み終わると思わず叫んだ。
手紙はルミが里抜けしたときに妹だと知った砂の里の妹からで、その妹が中忍になったと言うことがオレを驚かせた。
「…メンマが中忍……オレってばまだ下忍なのに…」
オレは項垂れたが、こうしてはいられないと直ぐに顔を上げた。
「くっそー!負けてらんねーってばよ!修行だぁー!」
オレは叫び修行を再開した。
(早く強くなって、ルミを連れ戻す!それから兄の威厳を取りもどーす!!)
修行を再開したオレは心の中で叫んだ。