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If…(2)

第9章 VS不死身組





「あぁ。
コイツ、ナルトとから心臓を奪って補充するようなことを言っていた。

心臓を口寄せして補充するつもりだったんじゃないか?」






俺はアスマの疑問に答える。







「心臓を潰す毎に性質変化が減っていったことと最初に性質変化を四つ持っていたことからおそらく心臓は四つ。


またコイツを四回も殺るなんて御免だ。」







俺がそう言うと、全員同じ意見だったようで顔を歪めていた。







「取り敢えず、今回のターゲットだった暁は抹殺した。

里に帰るか。」






アスマがそう言うと、ナルトがまだあまり活躍していないと騒ぎ出した。






「アイツ班でもいつもあんな感じだったのか?」






それを見たシカマルが俺の横でコソリときいて来た。






「…めんどくせ~。七班じゃなくてよかったぜ。」






無言の肯定にシカマルがそう言った時だった。






「…っ!?。」






体から力が抜け、咄嗟に反応したシカマルに支えられる。






「どうした!」





シカマルが少し慌てたように聞いてくるが俺はそんなことを気にする余裕がないほど嫌な予感がした。






「何だ、サスケ?

チャクラ切れか。」





真っ先に状況に気づいたアスマがニヤニヤと聞いてくる。






「なんだぁ~サスケ!情けないってばよ‼」





聞き付けたナルトもニヤニヤしながら俺を見る。

ボロボロだしな、と楽しげに言うナルトを殴りたかったが力が入らない。





「カカシ先生と一緒だってばよ。」


「カカシと一緒じゃないか。」






揃って聞こえてきた言葉は、気づかないふりをしていた認めたくないものだった。





「……カカシと一緒にするな。




アイツ見たいにしょっちゅうチャクラ切れになんてならねぇよ。」





実際、カカシと違ってうちは一族である俺は写輪眼を使うのにそこまでチャクラを消費しない。
チャクラ切れになんて今回がはじめてだ。




楽しそうなナルトとアスマを睨み付けていると、シカマルがお前も大変だなと言いたげな表情で見てきた。



結局、俺はシカマルに背負われ里に帰った。
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