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If…(2)

第9章 VS不死身組





五代目に呼び出された俺は、一時護衛任務から外れ暁の討伐隊に組み込まれた。



俺の組み込まれた旧十班のアスマとシカマルは暁と戦ったらしい。



今回はこの二人を中心に俺とイノ、チョウジはサポートに回る手はずになっている。







任務について四日後、俺達はついに暁を捉えた。









「おいおい!何であいつ生きてんだぁ?」






大鎌をもったオールバックの男がアスマを見ると驚いたようにそう言った。





「仕留め損ねたな、飛段。」






もう一人、口許を布で隠したやつがバカにしたように言った。






「俺とシカマルで飛段を殺る。



イノとチョウジはサスケと一緒に角都を頼む。」






アスマの指示に、俺は口布をしている敵を見る。
どうやら角都と言うらしい。どうでもいいが。







「二人は援護を頼む。」





俺はそう言うと地面を蹴った。





「任せて!サスケ君!」





いつもはキャーキャー煩いだけのイノも当たり前だが真剣だった。








何があっても直ぐに対応出来るよう、写輪眼を発動させると印を組む。


業火球を放ってから、それを避けた相手に体術でしかけた。





「千鳥流し!」





甲高い音を立て、雷に性質変化させたチャクラを放出する。





一瞬動きが止まった隙をついてクナイを敵の心臓に突き立てた。






(呆気なさすぎる…。)






クナイを抜いて後ろに跳ぶと奴の胸から血が吹き出した。




しかし。





“キンッ”




「効いてねえってか?」






飛んで来たクナイを同じくクナイで受け止め、弾く。







「まさか、こいつも不死身だって言うの!?」






驚いているイノの横まで跳び退いた。





「イノ。」





小声で隣名前を呼び、ヤツを突き刺したクナイを渡す。



イノは素早くそれを受け取った。

当初の計画はヤツの血を採取する事。
殺すことが出来ればその方がよかったが、取り敢えず第一段階をクリアした。


此処から先はシカマルとアスマがにかかっている。
イノが角都の血を入れた容器を二人に渡したのを横目で確認した。
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