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私は貴方に恋をした

第1章 私は貴方に恋をした


今まで触れるだけのキスだったのに女の顔で求めて来る朱里を、唇を重ねたまま抱き上げ立ち上がると
驚いて口を離した朱里はきょとりとし

膝丸はわなわなと肩を震わせ、よく見ると顔が真っ赤で。
しかし目付きが鬼の様だ。

漸く膝丸の異変に気付いた刀剣達は彼の者を見上げ

「楓の所に置いてくる」

物凄い速さで走って行く膝丸を見送った。

「かあああえええでえええええ!!!」
「な、何なの?!膝丸」

真っ赤な顔で現れた膝丸に目をパチクリさせる呉羽の膝に朱里を置いて。

「ふぇ?あー呉羽さんだぁ」
「朱里、今日は楓の所に泊まれ、許可する」
「いいの?やったぁ」

呉羽は酔っ払ってる朱里に何かを察した

「膝丸、何かされたわけ?」
「元凶は貴様だ、朱里を頼むぞ」

顔を赤くしながら去る膝丸と自分になつく朱里を見て。
少し苦笑いが溢れた。
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